目次
 ●信号
 ◎属性
 ○input 文
 ○output 文
 ○inout 文
 ○bitn 文
 ○bitr 文
 ◎信号数
 ◎多桁信号の参照
 ◎双方向信号
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信号
枠間のやり取りや端子に使う接続信号と内部信号の2
種類あります。
 
属性
信号定義文は信号名に属性を割り当てます。
 
input 文
input 文は枠の入力を表します、枠の先頭から置いて
下さい。
機能実行譜は自己完結の論理なので外からの入力はで
きませんから原則として input 文 は使いません。
例外としてテストベンチに初期化を入れたいときに
simres
と言う決められた名前の入力だけが有効です。
 
output 文
output 文は枠の出力を表します、input 文があれば
その次から置いて下さい。
 
inout 文
inout 文は手続き譜では使えません、実効譜でも他の
実効譜から引用されることのない最上位にある実効譜
で双方向の入出力端子を表します。
enable 文と伴に使います。
 
bitn 文
bitn 文は枠内で使われる、非記憶の信号です。
input/output 文の次に置いて下さい。
 
bitr 文
bitr 文は枠内で使われる、記憶の信号です。
input/output 文の次に置いて下さい。
 
信号数
input 文で示しますが上に挙げた4種類に共通します。
logicname sample
entity main
input a; {一桁の場合}
input b[4]; {多桁の場合}
ende
endlogic
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多桁信号の参照
多桁信号の参照は信号名だけで全桁参照になります。
. (ドット)を付けて1桁か連続する複数桁の参照がで
きます。
下の b から f への a の代入はすべて同じ代入にな
ります。
logicname sample
entity main
input a[4];
output b[4],c[4],d[4],e[4],f[4],g[4];
b=a;
c=a.0:3;
d.0=a.0;
d.1=a.1;
d.2=a.2;
d.3=a.3;
e.0:3=a;
f.0:1=a.0:1;
f.2:3=a.2:3;
g=a.3:0; {上位・下位を逆にして代入}
ende
endlogic
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双方向信号
双方向の信号は enable 文で内部信号との関係付けを定義して使います。
enable( 双方向信号 , 入力が代入される内部信号 , 出力が代入される内部信号 , 方向を決める内部信号 )
方向は1で出力に0で入力になります。
入力に結びつけられた内部信号は確定信号が0になっており制御が可能です。
確定信号は信号の最上位ビットの上にあります。
確定信号はその信号が条件文で有効か無効かを決定します、確定信号が0の
ときその信号を使った条件文は真になりません。
確定信号をとくに制御しない場合は下記のように1に固定するとよいでしょ
う。
logicname sample
entity main
inout a;
bitn ina,outa,cnta;
enable(a,ina,outa,cnta)
ina.1=1; { 確定信号を1にする }
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
省略
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ende
endlogic
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